2007年3月22日木曜日

ヘッドOH 2日目

本日も天気はよさそうで時間的に余裕あり。夕方には車で西宮まで出かけなくてはならないですが、それまでにはなんとかなるでしょう。
まずは自宅で前日のバルブ掃除の続きから。電動ドリルにバルブをはめてペーパーをあてるとどんどん汚れが落ちるんですが、なんか赤茶色いんですな。もしや錆でしょうか。表面もでこぼこですし。適当にきれいになったところで終了し、洗浄液に漬け込んでおいたヘッドを洗う。が、いまいち落ちきれてないので駐車場に持っていってガスケットリムーバーとキャブクリーナで掃除。ガスケットの当り面はまったくきれいになる様子が無いので、しかたなくここもペーパー掛けする。ほどほどのところで止めてパーツクリーナーで掃除して再度自宅に持ち帰る。

次に摺り合せ。前回よりかは時間をかけて丁寧にするつもりがバルブシートをよく見るとここも錆が・・・。バルブガイドも若干さびてるような・・・。ん~深く考えないですりすり。当り面の幅は2mm弱ぐらいありそうなのですでにアウトかも・・。当り面が大体きれいになったら再度ヘッドとバルブを掃除してバルブガイドにステムシールを組み付け。この作業は結構緊張しますな。そしてバルブを組み付けるとヘッドが完成です。

昼食。

完成したヘッドを持って駐車場へ。ヘッドにプラグを着け、載せる前にヘッドボルト、タペットカバー、サーモスタットの掃除。ヘッドボルトのうち2本にひどく錆が付着しているので、スクレイパーでもってゴリゴリ削る。錆落としの溶剤を買っておくべきだったかも。

いよいよヘッドを載せるときが。ガスケット当り面をシリコンオフで丁寧に脱脂してヘッドガスケットを合わせてみる。サイズは問題なさそうなのでヘッドガスケットにガスケットフィットを塗布する。すぐにシリンダーブロックに載せてヘッドを載せる。ヘッドを載せるときはガスケットを傷つけないように。ヘッドボルトにアンチシーズを塗って挿入し指で回るところまで締め、トルクレンチを使って3回に分けて、あせらずゆっくりと規定トルクまで締め付ける。これはボンネットを外してやったほうがよかったかも。

あとはロッカーシャフトを載せトルクレンチでナットを締め付けてタペット調整し、サーモスタット、インマニ、エキマニ、ヒーターホースをそれぞれヘッドつけてタペットカバーを装着。

ここでクランクのみをやって異音がしないか確認し、クーラントを戻してデスビ、プラグコード、キャブなどを付けていよいよ火入れ。
キーONにして電磁ポンプからキャブにガソリンが行き渡ったらエンジンスタート!
キュキュキュキュ、ヴォーン、ババババ。
よしうまくかかった!っと思ったらカンカンカンカン!とひどいタペット音が!
あわててエンジンを止めて再度タペットカバーを外してタペット調整。あせってやったらナットを緩めるときに勢いあまって指先を負傷。
そして再スタート。ん?エンジンがかからないなぁ。デスビが180度逆でした。
気を取り直して再々スタート。ん~なんとかうまくいきましたな。
水もオイルも滲み無し。
クーラントを補充しながら暖機して点火時期を10度に調整して作業終了です。
時刻は5時半。よくもまぁ去年は同じような作業を1日半でできたもんですな。

片付けをして西宮に向かいます。燃焼室のカーボンがなくなると、こんなにも乗りやすい車になるのかと去年も思ったのですが今回も同様。カーボンがたまりにくい運転をしなければ。単純にオイルが燃えていたのかな。あとインマニからの混合気の経路が赤くよごれていたのは何でかなぁ。ガソリン変えようかな。


2 件のコメント:

  1. しかしクレータ跡すごいですね。処でバルブの錆やでこぼこなんですが、燃焼温度が高くなってと言うより、キャブ調整でガソリンが薄くなってシリンダー内の温度が上がりすぎているんではないでしょうか。ガソリンもシリンダーやピストン、バルブの冷却に一役かっているので一度キャブ調整を標準に戻されては如何でしょうか。

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  2. クレータすごいでしょ。
    なるほど。燃焼温度の件、丁寧なアドバイスありがとうございます。
    書くの忘れてたのですが、この日にキャブのジェットもすべて標準に戻しました。アイドルミクスチャもやや濃い目に振ってみますね。

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