2007年3月21日水曜日

ヘッドOH 1日目

ヘッドガスケットからの水、オイル滲みのためガスケットを交換する。去年のOHからちょうど1年です。今日も明日も暖かく天気もよさそうなので去年よりは時間に余裕がありそうなので9時から作業開始。

まずはラジエターファンを外してクーラントを抜く。ラジエターもシール部分がやばめですなぁ。ところどころ滲んできてます。タイミングマーカーを0度の位置にして1番の上死点にしてデスビの位置を記録する。デスビを抜いてキャブ関係を外してタペットカバーを外す。タペットカバーからはほんのちょろっとオイル滲みがあった程度。中は去年掃除したのできれいなもんです。ロッカーアームシャフトとヒーターホース、サーモスタットハウジングを外し、エキマニ周りのボルトを外す。ヘッドボルトを締める逆の順番で少しずつ緩めていく。特に固着はない様子だが一部ひどいサビが・・・。ヘッドボルトが抜けたら準備体操をしてえいや!っとヘッドを持ち上げるとあっけなく外れました。

ヘッドガスケットを観察すると、1年しか使ってないのでひどい腐食はないが、しっかり密着していなかったように思わせる箇所がいくつかある。やっぱり前回のOHでガスケット当り面の処理が不十分だったんでしょうなぁ。ピストンヘッドのカーボンはそれなりに蓄積。燃焼室のヘッド側も同様。去年よりはましかな。ヘッドをよく見るとプラグの電極の隙間が開いている方に汚れが集中している。これはどういう現象なんだろ。シリンダー壁はクロスハッチも確認でき、大きな傷はないけどちょっと縦傷が見られる。
とりあえず掃除開始。ピストンヘッドは彫刻等でガリガリ削ってからガスケットリムーバーを吹きつけ。放置後歯ブラシで擦り、ふき取り後キャブクリーナをかけてさらに歯ブラシで擦る。これを繰り返しでピストンヘッドはだいたいきれいになる。クレーターは残るけど。
問題はガスケットの当り面。リムーバーだけではどうにもならず、オイルストーンでは埒が明かない。結局無謀にもペーパーで擦り落としちゃいました。完全にとまではいなくても十分ツルツルの状態にまでなったのでこれで良しとします。
次の問題はヘッドボルトのネジ穴。去年は何の処理もせず、たぶん中にクリーナーとかが残ったままでボルトを締めてた・・・。まずキャブクリーナーを注ぎ込んで放置し、台所で使うような細いナイロンブラシを突っ込んでシュコシュコ。エアーでクリーナーを飛ばしてウエスでふき取り。これを繰り返して大体の汚れが落ちたらヘッドボルトにアンチシーズを塗って挿入。回すのに引っ掛かりが感じたらちょっと戻して回してスムーズになるまで何度か繰り返しました。

これでブロック側の処理は終わり。ヘッドのカーボンを彫刻等で荒削りしていると、きそろそろ寒くなってきたので外での作業を終えてヘッドを持ち帰り。バルブスプリングコンプレッサーを使ってバルブをバラす。今回はひどい固着もなくサクサク外れた。ステムシールを外してヘッドを洗浄液に漬け込み。バルブはそれなりに汚れているのでペーパーで掃除して本日の作業終了。


2 件のコメント:

  1. 今年もヘッドO/Hされたんですね。くしくも同じ時期に、私の赤ビはシリンダーの段付きが激しく圧縮圧力がシリンダー間で2kgも違っていた為に先週1週間かけて(仕事のほうは休みを貰って)エンジンを載せ換えました。本日試運転してかなりエンジンの調子がいいので、身も心も爽快です。(実は両腕がパンパンにはれて力が入らない状態です)車をメンテナンスして調子が良くなるのは嬉しいことですよね。2日目の整備記録たのしみです。

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  2. yamateさんこんばんわ。ちょうど1年ぶりですね。
    エンジン載せ換え!羨ましすぎます!
    僕の環境ではエンジンを降ろせないので腰上までが限界かなぁ・・・。
    リフレッシュするとやっぱり違いますよね。なんとかこのコンディションを維持させてやりたいところです。
    一応先に言いますと今回のOHでいまのところ水もオイルも滲みは止まったようですが、まぁあまり長くは持ちそうにないかなぁというのが正直なところ。
    くわしくは2日目の整備記録で。明日くらいには書けるかな。

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