クーラントを抜いた後、ヘッドを外すためにざくざくバラしていく。ヘッドボルトはひどい固着もなく、問題なくヘッドが外れてピストンとご対面。っと、ここでやる気半減の事実が。ピストンの頭とヘッド側に大量のクレーターが・・・。特に1番のピストンがひどい様子。こんなピストンでも走るんですな。幸いシリンダーには大きな傷は見当たらない様子。しかし、がっくりしている暇も無いので、とりあえずピストンヘッドをリムーバーできれいにしてから、ヘッドとロッカーシャフトを自宅に持ち帰る。
持ち帰ったロッカーシャフトをアーム、ワッシャ類などの位置を記録しながらばらしていく。位置がわかるようにパーツボックスに入れて洗浄液に漬け込んでおく。ロッカーシャフトはほっておいて、ヘッドに着手。まずはバルブを外すためにバルブスプリングコンプレッサーでスプリングを緩める。っが、ぜんぜん緩まない。悪戦苦闘すること1時間、ついにコンプレッサーのリテーナーに当てるところが変形してしまった・・。時間的にバルブのOHはあきらめるかなぁと考えながら、ふとスプリングの奥を覗いてみると、ほとんどのステムシールがステムガイドから外れて機能していない。最低でもステムシールは替えないとまずいなぁ。ってことで急遽、工具店のアストロまでチャリを飛ばして往復約6キロ、だいぶ疲れてきました。
約4,500円
買ってきたコンプレッサーで再度挑戦。ググっとしめつけると突然「バン!」っとスプリングが緩んだ。コッターとリテーナーがひどく固着していたようで、次のバルブからはコンプレッサーである程度しめつけておいてハンマーでガンガンやったら外れた。っが1番の2つのバルブだけなかなか外れなくてここだけで1時間ほど消費してしまう。バルブの状態は吸気バルブはやはりオイルが付着した感じ、排気バルブはカーボンごってり。とにかくヘッドを含めこれらを洗浄液に漬け込んでおく。
漬け込んでおいたパーツを洗浄液から出し、クリーナーで洗浄する。ロッカー周りはたっぷりオイルを塗りこみながら組み立てる。ヘッドもできるだけ洗浄。排気ポートは3mmくらいカーボンが蓄積。彫刻刀でガリガリと削ってさらにクリーナーで洗浄する。バルブはペーパーで軽く掃除してから擦り合わせ。時間も無いのでかなり適当に。バルブガイドにオイルを塗布したステムシールを組み付けて、バルブを組み付ける。組み付けはサクサク進んで一応ヘッドの完成。今日の作業終了。
おお!とうとう始めましたか?
返信削除がんばって組み上げてください!
またカフェの方も寄らせてもらいます。